国を愛して何が悪い220

太平記は、その作者たちに共通するのが、衒学癖である。つまり、中国と日本の故事来歴に詳しく、事件や人物の言動を巡り、その知識を振り回し過ぎるのである。 それは、物語の迫力を欠く結果となっている。文も、平明さに欠ける。更に、王朝文学を模倣しても、本質的に、「みやび心」を持っていないということを、亀井は、指摘している。 文が、柔軟性に欠けていることが、その証拠である。 武家をめぐって、人間に対す…

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国を愛して何が悪い219

武士、あるいは、武家というものは、何なのか・・・その最初は、朝廷の門番だった。 頼朝以来、武力を背景として、実質的には政治上の権力を握ったとしても、武家は、自分自身だけの権威をもって、寺社はじめ地方の武将・土豪たちを統制するだけの力はまだなかったであろう。名目だけでも皇室の威をかりる必要はあった。そのことが逆に公家たちを増長させたともいえる。皇族・貴族の徹底的抹殺など行われなかったという意味で…

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日々の言い分353

一冊の本を読めば、百冊の本が必要になる。 人は、知らないものより、知るものを、ただ、知るだけである。知らないものは、無いものだ。 だから、私は、絶望しつつ、本を読む。そして、知らないことは、何かを考える。 知ることは、知識である。そして、知ることにより、智慧を求める。 日本の平和は、日米同盟にある。そして、突き詰めて行くと、日本は、アメリカの植民地となっている。しかし・・・ もし、日本…

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