生きるに意味などない103 2017年12月19日 「いま」を生きる人は永遠を生きる。 いまを軽く生きて、あすや来世の重さにたよる者は永遠にない。 永遠があるなら、いまのなかにある。いまが永遠でもあるはずなのだ!「いま」の重さはここにある。 われわれにとっては永遠はそれぞれの瞬間のなかにいますでに包括されているのである。 いまが永遠の一部であることを認識することは時間観に革命の起こることである。われわれは社会の革命や世界観の変革を叫ぶ前に…続きを読む
生きるに意味などない102 2017年12月18日 いまはひとつの点として、人間が生きて何かを経験すべき絶対点のようなものである。人はいつもいまにしか生きない。いまにしか生きないとは継続がないということなのだが、われわれはときどきこのいまをゴムバンドのように引き伸ばす。のばせばのびるから遠いものかと思う。しかし、これは生の巧妙なトリックなのである。 小原 あしたという日はいまもう来ている。期待をもってあしたというとき、明日はいま私のなかに…続きを読む
生きるに意味などない101 2017年12月17日 われわれが過去の記憶というものは、いまわれわれが覚えているかぎりにおいての過去である。 小原 つまり、過去も、いまにあるのだ、と言う。 記憶ない過去は、ないのである。 だから、今、しかない、との説明である。 未来も、然り。 今、によって、未来がある。 明日の、朝、死んでいるとは、思わない。 生きていると、信じている。 そうして、信じる者は、騙される。 誰も…続きを読む