国を愛して何が悪い184

12世紀の、底辺の人々の声を聞くとすると、有名な文献、梁塵秘抄である。 これは、当時の歌謡(今様)集十巻である。 その口伝集九巻は、嘉応元年、1169年、後白河上皇によって、撰述され、治承三年、1179年に、巻十が加えられて、完成した。 全部で、20巻だが、現存するものは、口伝巻十の一と、歌謡集巻の一の抄出本、巻の二だけである。 今昔物語より後の成立だが、もし全二十巻が残って…

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