国を愛して何が悪い194

 「心はうごきながら、ことばにはいひだしがたく、胸にはおぼえながら、口には述べ難くて・・・」 古来風体抄 藤原俊成の語る言葉である。 詩歌の秘儀たるを言う。 そこで天台止観をもち出したり、貫之の序をもち出したり、神や仏の教えにひとしいと言ってみたところで、実はどうにもならないのである。この点は定家も同じことだ。 亀井 「誠に歌の中道は、唯自ら知るべきにて侍り。更に人の是こ…

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