死ぬ義務7

ナチスの強制収容所を生き延びた、囚人の証言。 ひとり狼は早死にする、ともかくだれかと関係をわかちもたなければ収容所で生きていくことはできなかった。 極限の孤独状態にあり、更に、そこでこそ、誰かと、関係をわかち持たなければ、ならなかったというのである。 つまり、人は、一人では、生きられない。どんなに孤独な存在であっても、一人では、生きられないという、観念である。 常々、私は、今、目の前…

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死ぬ義務6

人間にとって、確実なものは、死である。そして、加えて言うと、救いのない、孤独である。 それは、普段は、感じられない、または、感じないようにしているのか。 人間へのまなざし、霜山徳爾氏の引用をする。 また石原氏は、さらに「ある「共生」の経験から」という作品の内で、この問題を別の面からとり扱っている。霜山 別の面から取り扱うものとは、孤独である。 収容所では一つの食器に二人分の貧しい食事が…

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日々の言い分293

今年は敗戦から、73年を迎える。決して、終戦ではない。 日本は、敗戦したのである。特に、その相手は、アメリカだ。 太平洋戦争ではない。日本は、大東亜戦争を戦った。太平洋戦争とは、アメリカが命名したものである。 つまり、日本の大東亜という、名称を無き物にしたのである。何故か・・・ 大東亜という、記憶を消し去りたかった。そして、アメリカの言いなりになる国にする、という意志である。 日本は、…

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