フィリピン慰霊の旅7

車の中は、意外に広かった。荷物を後ろに積んでも、ゆうに、六名ほどが乗れる。 私は、ドライバーの後ろに座った。そして、号令をかける。最初は、シライリバーである。 車が走り出して、私は、少し二人に説明した。山中で死んだ、日本兵の遺骨が流れた川であること。まず、何処かの、川べりで慰霊する。 ドライバーは、意外なことに、川の上流を目指した。最初に慰霊をしたのは、海に面した、川べりの橋の上だった。そ…

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