国を愛して何が悪い227

中世は武家の時代だといわれるが、彼らがどれほど人間不信の念をばらまき、政権の座にあって醜態を極めたか。公家の醜態とあわせて、私は太平記に即してその諸相を語った。人間性の一面がうかがわれて興味ぶかいにはちがいないが、それにしても五十年もつづく内乱とは、愚劣のきわみと言ってよい。日本史上稀にみる愚行の連続であった。建武中興をめぐって、後世の史家は南北朝時代を誇張しすぎた感がある。亀井 改行、現代文は…

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