死ぬ義務37

さて、一度、日本の死に関しての、結論めいたことを書く。 日本人の、死生観である。佐伯氏の言葉を紹介する。 「生も死も無意味だ」から出発して、その「無意味さ」こそが、自我への執着を否定したうえで、現実世界をそのまま自然に受け止めることを可能にするのです。われわれは、草木のように土から生まれ、また土に戻ってゆき、そしてまた別の命が芽をだす。すべての存在がこうした植物的な循環のなかにあることをその…

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死ぬ義務36

われわれの人生の最後が「無意味」であれば、その「無意味」というゴールを目指してかけ続けている「生」も無意味ではないのか、という疑念がわいてくる。であれば、「無意味なもの」へ向けて走り続けているこの人生も、ただただ苦痛の連続だ、ということにもなるでしょう。佐伯 はっきり言うが、私は悟っているので、こんな議論は、本当に、暇つぶしである。私の悟りは、別エッセイで書いているので、省略する。 さて、い…

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日々の言い分419

韓国の反日運動を見ると、文大統領は、8月15日「光復節」の演説で、日本が望むなら対話を開始する用意があるとした。これに対して、河野外相は「文大統領には国際法違反の状況を是正するリーダーシップを取ってほしい」と述べ、「徴用」をめぐる問題で、是正措置をとるべきだとして、文大統領に指導力を発揮するよう求めた。一方、日本は、韓国サムソンの管理がしっかりしていると、日本からの原材料輸出に審査時間を掛けない…

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