国を愛して何が悪い243

14世紀から15世紀にわたって、民衆のあいだから成長してきた申楽と田楽が、世阿弥やその子孫たちによって「能」として洗練されて行った過程と、法然、親鸞等の阿弥陀信仰が次第に民衆化されつつ、紛糾をかさねて蓮如にまで至った過程と、内乱時代の民衆流離という背景に即して言うなら、室町精神史の二大基調と言っていいのである。亀井勝一郎 現代文は、私 更に、時代を同じくして、禅と禅芸術の展開というの、精神史上…

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