国を愛して何が悪い245

武家たちは、罪について無関心だったわけではない。・・・たとえば足利尊氏の「気の弱さ」は、根本的に罪悪感に発したものではなかったろうか。絶えず自己否定に見舞われ、出家と自害と政権欲のあいだを動揺していたのである。亀井勝一郎 足利尊氏は、殺した敵味方の将兵を、およそ10万人と見積もっていた様子である。禅の他に、観世菩薩と地蔵菩薩を信仰していた。地蔵菩薩十万体を造り、等持院に奉納したことから、推定さ…

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