生きるに意味などない175

私はユングにならって「自己」と「自我」とを区別する考え方を導入しました。この区別をここで憶い返してみますなら、先ほどご説明いたしましたような形で「無」と「有」のあいだ、つまり無分節と有分節とのあいだ、を往還する多層多重的意識構造の全部を、観想的に一挙に自覚した主体性が、すなわち東洋思想の考える「自己」であるということがおわかりいただけたのではないかと思います。筒井 「自己」セルフ、「自我」エゴ…

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