国を愛して何が悪い253

ここから少しばかり、茶碗のことを書く。興味のない人は、読む必要はない。 室町期に日本に入った、中国の茶碗が、日本の茶道を通して、価値の高いものになって行く過程である。 中国からの物を、唐物として、珍重した日本人である。 福建省の泉州は、宋元時代の対外貿易の主要な港だった。そこから輸出された「建窯」けんよう、という黒彩の磁器は、北宋時代から有名であり、日本では、これを「天目」と称して愛玩して…

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