死ぬ義務56

それでは、再度、安楽死の論理と倫理に戻る。 次は、厭苦死である。 つまり、痛みという苦しみから逃れるための、死である。それは、身体的苦痛である。 身体的苦痛とは、疼痛、呼吸困難、痒み、烈しくとも、短い発作性のもの、持続して、じわじわと心身を消耗するもの、ひりつくもの、うずくもの、刺すようなもの、えぐるようなもの。難病特有の苦痛もある。 そして、その痛みは、心理反応として、主観的なものであ…

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