死ぬ義務59

さて、次に、安楽死の変形した、放棄死について書く。 矢張り、宮川氏の論説は、同じ事の繰り返しが多いので、その中の、放棄死の倫理学的評価から、取る。 弱者の生命はその生命としての尊厳ゆえに、それにふさわしく取扱われねばならず、従ってその保全、保持のために必要な場合、他の諸価値が犠牲にされることはやむをえない。・・・だが個々の人間生命の価値は無限ではなく、従ってその尊重の要求には限度がある。・・…

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