生きるに意味などない182

諸他の動物の種と並んで、人間もたんに動物の一つの種として存続するたろなら、この純生物学的存在分節、存在の自然的秩序づけだけで充分であったろう。だが、幸か不幸か、人間はこの生物学的、第一次存在分節の上に、もう一つの、まったく異質の存在分節を付け加えた。それが「文化」と呼ばれるものなのである。この第二次的、非自然的、「文化」的存在分節によって、人間は他の一切の動物から自らを決定的に区別し、動物世界一…

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