生きるに意味などない186

すべてのものが、それぞれの「名」をもち、その「名」の喚起する「本質」を通じて、自らを他の一切から区別しつつ、整然たる相互関連の網目を構成する。そして我々は、己の母国語の意味論的システムを習得することによって、ごく自然に、いわば一種のナイーブな存在解釈学を身に付けている。この解釈学によれば、およそ「名」なるものは、それが名詞であれ、形容詞であれ、動詞であれ、それぞれ、客観的「現実」の、一断片、一断…

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