もののあわれについて997

かく女々しくねぢけて、まねびなすこそいとほしけれ。しか悪びかたほならむ人を、帝のとりわきせちに近づけて、むつび給ふべきにもあらじものを、まことしき方ざまの御心おきてなどこそは、目安くものし給ひけめ、とぞおしはかるべき。 こうして、女々しく、ひねくれているとのお話しの仕方は、可哀そうだ。そんなに良くない、おかしな人を、陛下が、特別、お傍に置きになり、親しくされるはずもありません。きち…

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