日々の言い分41

是非あなたに知って頂きたい、
今年1月20日に亡くなられたある台湾人
の方がいます。

その人物の名は、張栄発 ( チョウ・エイハツ)。

海運や航空を含む世界的な運輸グループ
エバーグリーン・グループ(長栄集団)を
一代で築いた台湾を代表する経営者です。

2011年の東日本大震災の時に、張栄発氏は、
10億円もの寄付をして下さいました。

そして、2012年春、海運業、造船業、
航空業を通じた日本経済の発展及び日本・
台湾間の関係強化に寄与したことで、
旭日重光章を受章したのです。

氏が東日本大震災時に行ったことは、
金銭的な寄付だけに留まりません。

東日本大震災発生当日、李登輝元総統が
救援隊を派遣しようと思い、
日本に連絡したのですが、

「まだ台湾の救援隊を受け入れる準備ができていない」
ということで、救助を待たされました。

災害時の人命救出のリミットは72時間。

1999年に発生した台湾中部大地震で
自ら陣頭指揮に当たった李登輝元総統は、

その経験と、その際に日本が救助隊や
仮設住宅など最大限の支援を行ったこと
への「恩返し」という気持ちから、

とにかく救援隊を日本に送り、
現場で判断させようとしましたが、

予約していた中華航空が

「日本政府自身が受け入れを決めて
 いないのでは・・・」
と難色を示されてしまったため、
エバー航空の張栄発氏に相談したところ、
即決で受け入れてくれ、

数十名の隊員と何トンという救援機材を
なんと無償で東京へ運んでくれたのです。

台湾在住の作家、片倉佳史氏がこのことに
ついてインタビューした際、李元総統は、

「日本に何かあった時は、台湾の救援隊が
 真っ先に駆けつけたかった・・・」
とおっしゃっていたそうです。

そして今でも、それを果たせなかったのは、
「一生の痛恨事」だとお話しされるそうです。
私達日本人は、こんな李元総統や、張栄発氏
の思いに応えないまま、

「日本に片思いをしている」と思われたままで、
本当によいのでしょうか。

戦後71年が経過し、日本統治時代を経験
したこのトーサン世代の方々が高齢となり、
お話を聞ける機会がどんどん少なくなって
しまっているという現実、

歴史の生き証人であるこの方々から、
真実の言葉を聞けなくなるばかりか、

これほどまでに日本を思ってくれ、
尽くしてくれた方々に、

「台湾は日本に片思いをしている」
「家庭ならお父さんが事業に失敗して、
 我が子を捨てたのと一緒」

などという、
やりきれない思いを抱かせたまま、

感謝の言葉を伝えることさえできないまま
終わってしまうという現実について、
お話ししました。


上記、ある日本のグループが、台湾ツアーを開催している。
そのツアーは、日本統治時代に生きた、台湾の人たちから、話を聞くという主旨。

つまり、現在、日本が失った、日本の精神が、台湾のその年代の方々に、受け継がれているということ。

台湾は、一つの中国ということで・・・
国家として、認証されていない。日本も、その国の一つ。
しかし、台湾は、中華民国であり、中国共産党の、中華人民共和国とは、違うと、私は、認識している。

韓国、中国へ行くなら、台湾へ・・・
と、私は、何度も、色々なものに、書いている。

台湾は、親日国である。
そして、日本の精神が生きている。
もっと、台湾を大切にすることだ。

台湾の人たちは、日本の統治時代の、建物、精神、その他、様々なものを、今も大切にしている。そして、感謝している。

最大に感激することは、日本に感謝しているのである。
韓国などとは、間逆の行為である。