玉砕182

さて、ただ今、昭和史を書いている。
だが、このエッセイのテーマは、玉砕である。

何度も、繰り返し伝えることになるが、精神が玉砕した日本であること。

それは、アメリカ占領軍の政策によるもの。
さて、その占領軍の、政策は、一体誰が、考えたのか・・・

再度、占領軍の政策を、詳しく見る。
これは、私の知りえる限りの、情報である。

まず、マッカーサー元帥が、日本統治の頂点にあった。
そして、その政策に関わった者達は、誰か、である。

アメリカ共産主義者である。
つまり、共産主義の、コミンテルンである。

大戦後は、米ソ冷戦時代が到来する。
実は、それにより、世界秩序が守られたように、解説されるが・・・
違う。

米ソ冷戦は、日本が、目的である。
つまり、米ソは、日本を封じるために、それを演技した。
演技でも、裏話でも、いい。

何故か。
日本は、強いからである。
戦争に強い日本である。

だが、アメリカに、負けた。
何故、負けたのか・・・

事は、簡単である。
日本の、弱点は、情報戦争である。
つまり、日本は、情報戦に、全く、弱いのである。

それを、米ソは、突いた。

マッカーサーの裏で、ソ連のコミンテルンが、跋扈した。
何から、何まで、である。
勿論、アメリカの政府にも、コミンテルンの存在がある。

ソ連崩壊で、コミンテルンも、崩壊したが・・・
日本には、今でも、その亡霊が存在する。

反日左翼を見れば、よく分かる。

そして、中国、北朝鮮の存在である。
すでに、滅びた思想が、残滓として、亡霊として、残っている。
残像を生きているのである。

表は、米軍占領軍、裏は、コミンテルンである。
それで、日本の精神は、玉砕した。

コミンテルンの、日本支部が、日本共産党の前身である。
そして、今も、日本共産党は、残滓として、存在している。

共産主義の、眼目は、何と言っても、目的のためには、手段を選ばない。だから、平然とウソをつく。そして、それに、罪の意識は無い。

日本占領政策を、決定していたのが、共産主義だったのだ。
共産主義とは、日本の国体を破壊して、共和制の国造りである。

つまり、天皇を廃止して、日本を壊滅させるのである。

だが、辛うじて、天皇は、守られた。
何故か・・・
それが、祖霊の存在する、理由である。

守られた、と、言うしかない。

天皇の存在は、米軍占領軍の、何十倍の力があり、占領政策に利用し易いということもあった。

何せ、日本軍の兵士は、天皇の命により、即座に武器を捨てたのである。
通常の国ならば、兵士が反乱を起こすことは、限りなくある。

ところが、天皇の命が、即座に、軍を解体させた。
それだけでも、驚きだったことだろう。

それほどに強い、天皇の威力を、占領政策に使うしか、手は無い。

憲法も、日本が、白人に逆らわないように、そして、ソ連共産党に、歯向かわないように。そこには、人種差別と、コミンテルンの作為があった。

この両方から、日本の精神が、玉砕したのである。

昭和史を見ても、そこには、日本の精神が、見出せない。
何せ、経済成長を遂げても、異国にいます、兵士の追悼慰霊には、関心も抱かないのである。

どの首相を見ても、大戦後の、日本兵の慰霊を行わない。
勿論、日本武道館にて、8月15日には、全国戦没者の慰霊が行われたが、異国に放置されたままの、日本兵の遺骨収集など、聞いたことも無い。

出来る限り、それを無視していた。
忘れた。

日本人に、兵士慰霊と、愛国心を持つことを、最も嫌ったのは、コミンテルンである。

その残滓が、現在の、反日左翼である。