日々の言い分182

知人に、少しばかり、左翼系で、安倍首相を批判する人がいる。

暫く、話を聞いていて、私は、日本はアメリカの植民地ですよ・・・と言った。
すると、彼は、突然、絶句した。

と、いうことで・・・
日本が、アメリカの植民地であることを、書く。

何事も、日本は、アメリカの意向に従う。
政府の政策までも、である。

小泉内閣の、構造改革も、アメリカの指示である。

日本人は、日米同盟に関して、どんなイメージを抱いているのか・・・
同盟だから、同格と、思っていないか・・・

右翼、左翼、保守、進歩派も、皆々、このことを、無視して、色々と論じている。実に、愚かである。

日本が、アメリカの植民地であると、得心すれば、すべてが、明らかに見えるようになる。

何せ、米軍が、日本の至る所に、存在する。
更に、日本の事は、アメリカが、すべて、お見通しである。

それは、石原慎太郎の、新堕落論、という、本を読んでも解る。

不倫の証拠が欲しい場合は、アメリカに頼むと、即座に解るだろう。
それほど、日本の情報は、筒抜けなのである。

何故、それなのに、植民地となっている、日本の現状に気づかないのか・・・

金を出せと言われれば、金を出す、日本である。
アメリカの国債を買え、と言われれば、言いなりに、買うのである。

毎年、アメリカから、年次計画書が出される。
日本政府は、それに沿って、政策を決める。

日本共産党などは、アメリカ追従を止めろ、と声高に言うが、何も知らないのである。

その、共産党も、ソ連の後押しと、アメリカの策略で、出来上がったものである。

占領政策で、日本は、以前の日本、つまり戦前の日本のような、主権国家ではなくなったのである。

これについては、話が長くなるので、別エッセイ、玉砕、の、後半に書いている。

更に、防衛でも、米軍の指揮の元、自衛隊が動く。
韓国軍の司令は、アメリカであるというが、日本も、同じである。

アメリカは、お人よしではない。
すべて、アメリカの国益で動く。
だから、日米同盟も、国益に叶わないと、キャンセルされるだろう。

更に、自衛隊の、武器、弾薬も、アメリカから買う。

私は、日本人が、バカなのは、それを知らないからだと、思っている。

何か、話し合いで、アメリカとの同盟を結んでいるような、気がするだけで、日本は、確実に、アメリカに仕切られている。

例えば、イラク戦争の際に、日本は、自衛隊を派遣せず、一兆円以上の金を、アメリカに渡した。
それで、感謝されたか・・・

世界的にも、感謝されないのである。
つまり、日本の金は、アメリカを通して、クェートに行ったので、日本の支援とは、解らない。

そして、日本は、何もしなかった・・・
自衛隊の、派遣もなかった。
と、言われている。

本当に、呆れる話だが・・・そうなのである。

安倍首相には、期待しているが・・・
その、期待は、憲法改正である。

そして、それは、アメリカも望んでいることだ。

戦争出来る国にする。
そうすると、北朝鮮、中国の抑止になる。
九条のお陰で、甘く見られている。

まだまだ、色々なことがあるが・・・

兎に角、アメリカの植民地、あるいは、従属国家であることを、明確に意識すべきである。

それをせずに、国内で、左翼、右翼、保守、進歩派が、何を、ほざいても、詮無いことなのである。

私は、保守の立場であるが・・・
実に、空しい。

あの、占領政策で、日本の精神が、玉砕してからというもの、日本人には、祖国愛などという、言葉も、失われた。

そして、グローバル化によるのか、どうか知らぬが、日本人は、日本人の、自己同一性を持てないのである。

中には、大バカ者の、世界市民とか、地球市民とか言う者もいるほど、やられたのである。

さて、このアメリカからの、植民地から逃れるためには、再度、日米戦争が必要である。

アメリカを叩き潰すことなのである。
しかし、それは、現実的ではない。

だから、問題なのは、日本人の意識である。
その、意識改革が必要なのである。

高齢者は、物故するので、どうでもいいが、若者たちに、意識改革を促すことである。
そのために、別エッセイで、国を愛して何が悪い、天皇陛下について、などを、書いている。