清水 馨八郎 大東亜戦争の正体
日本無罪論の、インドのパール博士は、アメリカの歴史学者A・J・ノックの言葉を引いて、このような挑戦を受ければ、モナコのような小国でも、武器をとって、米国に立ち向かうだろう、と述べている。
さて、一方、当時のヨーロッパ西部戦線では、イギリスが、ドイツ、ヒトラーの攻撃を受けて、苦戦中だった。
チャーチルは、一刻も早く、アメリカの参戦を、ルーズベルトに懇願していたのである。
だが、ルーズベルトは、
私は、二度でも、三度でも、繰り返して言いたい。皆さんの息子さんたちを、決して、外国の戦争に引き出すことはない。
と、言い続け、国民を騙して、大統領に当選したのである。
この言葉を、覆して、国民を戦争に立ち上がらせるためには、更に大きな、騙しの手を打たなければならない。
そのために、日本が、真珠湾を攻撃するように挑発し、自国の兵士2000人あまりを犠牲にしてまで、巧妙に騙さなければならない。
つまり、日本とアメリカの国民、両方を騙すのである。
今次日米戦争は、アメリカが計画的に日本に侵略戦争を仕掛けてきたものであることが明らかである。
清水
それは、敗戦後、マッカーサーがねつ造した、東京裁判史観の、日本の軍国主義者が、共同謀議して、中国大陸に対する侵略戦争を起こしたという、歴史認識も、誤りであることが、解る。
何せ、共同謀議など、あり得ないのである。
1939年、ヨーロッパでは、第二次世界大戦が勃発した。
アメリカは、当初、この戦争には、不介入を表明していた。
だが、当時の、イギリス首相チャーチルは、アメリカの参戦なくして、ドイツに勝つことは、難しいと、その参戦を、ルーズベルトに再三要請していた。
だが、不介入を表明し、国民には、戦争をしないと言った手前、それを覆すほどの、大義名分が必要である。
そこで、アメリカは、おとり船を大西洋に出して、ドイツ潜水艦の攻撃を誘ったが、ヒトラーは、その手に乗らなかった。
そこで、日本に、その罠を仕掛けたのである。
国際的に、日本の卑怯な手を見せるという・・・
アメリカは、いつも、同じ手口を使う。
相手に、先に攻撃させて、大義名分をつけるのである。
日本は、先制攻撃を行った。
実際、日本の真珠本攻撃は、世界中を感動させた。
まず、アメリカ大統領と、その陸海軍、国務長官の四名である。
付け加えると、アメリカの軍需産業の、商人たちである。
イギリスのチャーチルは、勿論、仏、蘭などの連合国である。
そして、ソ連のスターリン。
枢軸国の、ヒトラー、イタリアのムッソリーニー。
また、別の面から見れば、アジア、アフリカの、被抑圧植民地の民である。
有色人種の代表である、日本が、白人を攻撃して、大成功したニュースを聞いて、植民地解放が近いと、奮い立った。
それは、日露戦争の際にも、そのようだった。
日本が、ロシアに勝利すると、有色人種の人たちは、心から、歓迎したのである。
さて、敗戦後、日米戦が、ルーズベルトが巧妙に仕掛けた、謀略であることを、告発した書籍は、数多い。
その中でも、ルーズベルトの長女の夫である、カーチス・B・ドールが身内から告発した、「操られたルーズベルト」である。
その中には、真珠湾攻撃の前日、家族との朝食の席で、ルーズベルトは、私は決して、宣戦はしない。私は、戦争を作るのだ。明日、戦争が起こる。と、話したとの記述である。
更に、アメリカの真珠湾に関する、資料が公開された。
その中に、真珠湾攻撃の翌日に、アメリカ議会で、講演する内容が、その前日に書かれていたことが、証明された。
つまり、大統領と、ハル国務長官、そして、スチムソン、ノックスの、陸海軍長官の四名が知っていたのである。
その半年前に、スチムソン陸軍長官は、
私たちの戦争準備はすべて終わった。後は、ハル国務長官、あなたの出番です。と、漏らした。
それは、戦争に持ち込めるか否かは、日米交渉で、ハル長官が、いかに、日本を攻めて、開戦の決断をさせるかにかかっている、ということを、示唆した発言である。
キリスト教白人主義というものは、人種差別の最たるものであり、それは、イギリスから出て、欧米列強が、皆々、そのようであること。
実に、野蛮極まりない、人種なのである。
アングロサクソン系は、実に、野蛮である。
そして、彼らは、自らの、罪ある歴史を、すべて、焼き尽くして、世界史とは、自らの歴史であると、ねつ造して、平気である。
日本の歴史教育も、まず、欧米の歴史から、始まる。
実に、呆れる話である。
そして、日本の伝統ある歴史を、黒塗りにした。
占領政策で、日本の歴史を焚書坑儒したのである。
更に、今も、日本を支配するアメリカである。
決して、手抜きはしない。
現実に、今も、日本は、アメリカの植民地と化している。