私はホルモン治療で外見が男性化したため、ジェンダーを男性に変更し、男性として生活を送っているトランスジェンダーです。身体的違和感は強くないので、性別適合手術をすることを望んでいませんが、乳房切除はすませています。
GID特例法ができたのは、法律で初めてGIDの戸籍性の変更が認められたわけですからとてもよかったと思っています。しかし、手術要件があるために、私のように手術を望んでいない人や事情があって手術ができない人は性別を変更することができません。
また、私は健康な人間に対して生殖能力が不能であることや戸籍性を変えるために性別適合手術を必ず受けなければならないと法律上で定めることは、倫理的、人道的に考えて許されないことだと考えています。そのため、その要件を外すことを求めていきたいと思っています。その他にも、特例法は様々な問題点を抱えている法律であることを知っていただきたいと思います。
この方は、秋田県で、性と人権に関する、NPO「性は人権ネットワークESTO」を主催している。
トランスジェンダー、インターセックス、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルなどの、性的指向、性自認、生物学的性において、多様である人々の、自主、自立支援を行う。
現在は、全国に、100人ほどの会員がいる。
どうであろうか・・・
ノーマルな人には、実に、複雑な性自認、性指向である。
この中で、インターセックスとは、英語では、intersex であるが、日本語では、間性、あるいは、半陰陽という。
体の性別が、典型的な男性、女性そのいずれでもない状態を指す言葉である。例えば、染色体が、男性型の46XYや女性型の46XX.の、どちらでもないものや、男性ホルモンの働きが不十分で、女性的体になるもの、女性であっても、男性ホルモンが過剰に働き、男性的体になるものなど、である。
2000人に、一人は、それだと言われる。
性同一性障害では、体の性別は、男性か、女性のどちらか、はっきりしていて、インターセックスとは、違う。
しかし、インターセックスの人でも、自分の性別について、悩むことはある。
治療は、典型的な男性、または、女性の体を望む人もいるが、そのままでも、よよしとする考える人がいる。
私の政敵指向は男性に向いているため男性のパートナーがいて、家族にも紹介し事実上の緒っととして仲良くしてもらっています。ただ、男性とはいえ、私と同じFTMであるため同性婚ということになり、籍を入れることはできません。
この方は、戸籍上は、弟が二人いる、長女になっている。
その意識は、幼稚園の頃からである。
ただし、女性の体への違和感がそれほどでもなく、トランスセクシャルではない。
トランスセクシャルとは、医学の分野で使われる、疾病名である。日本語訳としては、性転換症、性転換者が使われる。略して、TSという。
益々と、複雑に感じる。
この方は、意識として、女装する際は、男が女装するという、感覚だったと言う。
つまり、心は、男なのである。しかし、体には、違和感が無い。
だから、
私は健康な人間に対して生殖能力が不能であることや戸籍性を変えるために性別適合手術を必ず受けなければならないと法律上で定めることは、倫理的、人道的に考えて許されないことだと考えています。そのため、その要件を外すことを求めていきたいと思っています
と、いう考え方を持つ。
だが、この方も、
二十二、三歳の頃、精神的ストリスから一年間、生理が止まり、そのため、月経前緊張症になり、排卵の時は、めまい、吐き気、頭痛が酷く、体がだるい状態が続くようになる。
婦人科に行き、ピルや漢方薬など女性ホルモンのバランスを整える治療をしましたが、一向によくなりません。それどころか酷い副作用に悩まされ、ますます悪化していきました。
そのときか医者から「男性ホルモンなら治療できる」と言われました。しかし、男性ホルモンを使えば外見が男性化することがわかっていましたから、自分が男性として生活できるか迷い、治療に踏み込めないでいました。
そして、結局、秋田大学病院の精神科を訪れ、PMSが悪化して支障が出ているということで、ホルモン治療を始める。
32歳の時、二人の精神科医から、GIDの診断を受けた。
男性ホルモンを打つことで、体が楽になる。
排卵が起こらないので、PMSの症状も治まり、会社にも出るようになる。
それでも、陰茎形成をしたいとは、思わないと言う。
様々な、困難を乗り越えて、現在の状態を得たのである。
それらを、省略して書いている。
PMSとは、月経前緊張症のこと。
皆さんが同じだが、両親の対する、カミングアウトである。
ある程度、納得する親と、最後まで、納得しない親がいる。
更に、親が納得しても、付き合っている人の親が、納得しないというもの。
兄弟姉妹は、ある程度で、妥協する様子である。
そこで、知る努力をする、親もいるということである。
一種の病気として、捉えるという、親もいる。
いずれにせよ、ある程度の理解が得られれば、幸せではないかと、思える。
私は、様々な相談を受けて来たので、全く驚くことはない。
ただ、時代により、どんどんと、複雑な形が出て来て、戸惑うのである。
そして、どんな問題でも、良く聞くことだと、思っている。
どんな悩みもそうだが、聞き方により、本人が解決の方法を探るということになると、カウンセリングも、成功であると、思っている。
そして、私の相談の、ポイントは、占いの知識を生かして、聞く事が、話しやすいと言うこともある。
勿論、それから、精神科や、病院を紹介することもする。
ちなみに、私は、カウンセリングの知識と、知事認可のカウンセラーの資格を持つので、それは、とても、良い知識となっている。
次は、男性から、女性へという、MTFを見る。