神仏は妄想である574

神仏は妄想である、を書き続けてきて、今は、浄土教について、その成り立ちを、中国仏教から見ている。


宗教の教義を、まさに学問のようにして、学んだ多くの僧たちである。


そして、その時代性と、精神である。


何故、そのような妄想に堕ちったのか、ということを、考える。

およそ、1500年前の時代の中国である。


隋、唐の時代に当たる。

日本では、推古天皇の御代である。


浄土教の最終段階は、善導である。

その善導から、法然、親鸞が出た。


鎌倉時代の仏教が、中国で作られたのである。


一つの思想運動と言っても、いい。


だが、信じるという行為によって、堕落する。

信じるとは、別名、迷いである。


法然、親鸞の自虐は、すでに、善導によって成ったのである。


善導は、他の宗派からの難題に応えるが、他宗の非難攻撃はしなかった。

自ら、愚痴罪悪の凡人として、謙虚であったと、研究家は言うが、果たして、それが謙虚なのか、である。


すでに、愚痴罪悪の凡人との意識は、自虐のただ中にある。

何故、そのように考えるのかが、問題である。


今の罪悪に穢れて生きざるを得ない、すべての人を、上下の別なく、平等に、永生之楽果を悟らしめるという、傲慢な意識は、何処から生まれるのか。


その、悟りというものが、迷いとは知らぬ時代、時代性である。


仏陀が、浄土之要門、を示されたと考えたこと。

そして、阿弥陀仏は、別意之弘願を立てたという。


阿弥陀仏とは、幻想、妄想の仏である。


仮に、仏として、存在していたとして、果たして、その仏の次元と、人間の世界の次元が導通するかである。


次元が別であれば、隣にいても、永遠に遠い。


浄土の要門とは、何か・・・

経典の観経に説く、心を統一して行う、「定善」と、平常の散乱の心のままで悪を廃し、行う善、「散善」の二門をもって、往生を願い求めるということである。


そして、弘願とは、無量寿経にある、

一切の善悪凡人が浄土に往生出来るのは、皆、阿弥陀仏の大願業力に乗じて、悟りへの不退転の位まで前進精進の力を与えられる。

と言う。


つまり、本願力であるという。

仏の他力に守り、助けられて・・・


これが、深い、仏の密意というから、呆れる。


凡人では、理解が出来ないとも言う。

それでは、理解せずとも、いいとは、言わない。


理解でないが故に、迷い、愚痴罪悪の人間であると、決して、安心させない。

それが、手である。


お前は、罪人であるとは、キリスト教の布教でも使う手であるが、宗教は、そのように、まず、罪悪感を持たせる。すると、それが成功して、信者獲得につながる。


信者になれば、儲けものである。

いくらでも、騙せる。

信じる者は、騙されると、歴史的に決まっている。


阿弥陀仏の本願力は、大慈悲心であり、増上縁なのだと説く。


無いものを、有ると、想定して、議論するのであるから、呆れる。勿論、思想、哲学の世界も、似たようなものである。


あたかも、有るかのように、無いものを、語るのである。


何せ、末法の世という感覚である。

この、末法とは、全く、意味の無い概念、観念である。


ところが、末法思想として発展すると、末法の世ということになり、以下、このように語られる。


このような深い「仏の密意」は、凡人では理解もできぬであろうが、誠実こめた「深い信」によって、いよいよ仏の密意も理解され信仰される。末法の世の人々の救いも捨てずに、釈迦仏がこの世界で「ゆけよ願えよ」と勧められ、阿弥陀仏は一切衆生への大慈悲心から、衆生のためにとの清浄心の上に構えられた彼の清き国から、来たれよと迎えられる。ただ仰いでこの釈迦仏の勧め、阿弥陀仏の本願に、この二尊の大慈悲心を信じて、この生涯を生き抜いたうえで、この穢身を捨てて、すなわちその本質から純善純粋で永遠に穢れなき「法悦之常楽」を悟れよと、わたしはまず以上の標序にひたすら勧めるのだ、と説いている。


あまりに、勝手な理屈に反吐が出る。


ここまでして、人間に、蒙昧な知識を披露するという、狂いは、如何ともしがたいのである。


では、現在、この浄土宗は、どうなっているのか・・・

中国では、消滅した。


そして、日本では、全く、その組織と体制に安穏として、全くの危機意識がない。

僧侶は、ヤクザに似て、ただ、金のために、人を騙して平然としている。


仏教というが、大乗仏教は、作り物である。


ユダヤ教の改革者だった、ナザレのイエスが、キリスト教の開祖のようになった過程を考えても、呆れる程に愚かである。


そして、その思想と、行為が全く、逆になっている。

大慈悲心・・・


そんなものが、日本仏教、あるいは、日本の浄土宗に、あるのか。

全く、そんなものは、皆無である。