生きるに意味などない59 2017年02月04日 まだ現実を知らない幻想の世界における、対象と区別されていない自己は、現実的諸条件に制約されていないから、あるゆることが可能である。 つまり、全能である。 また、知らないことの存在を知らないのだから、全知である。 また、対象の存在、他者の存在によって限定されていないから、この自己は、無限に開かれた世界のいたるところに偏在する唯一無二の存在である。要するに、それは、神の原型である。 岸田 改…続きを読む
生きるに意味などない58 2017年02月03日 ナルチシズムの概念は、精神分析者の間でも、非常に混乱している、概念の一つである。 その発端の、フロイトでさえ、初めと後では、見解が変化している。 初めは、自己色情期と対象色情期の間の、過渡的な一段階だった。 ナルチシズムは、自分と似ている対象を愛すること。また、対象と同一視したところの、自分を愛することだった。 後に、自己色情とナルチシズムの区別が、消え去り、人間の性的、心理…続きを読む
生きるに意味などない57 2017年02月02日 と、いうことで・・・ 岸田氏の、論説を利用した。 まだ、利用する。 その前に、私という、意識について。 自我、そして、そのもの一つの私、自己、更に、心理学では、無意識の自己を言う。 無意識、なんて言葉も、おかしいが・・・ 単なる、癖、のことである。 人間は、そんなに上等ではない。 無意識と言っても、癖、程度のもの。 あっ、無意識に・・・やってしまった。 その程…続きを読む