踊れ歌えやピリピノ・ウェディング 23 ネグロス島バコロド平成29年5月(文責;コータ)
わたしは、一滴の酒も飲まないのに、まるで自分が夢の中にでもいるような気がしてきた。日本でもやらないような派手な結婚式。いまは正装をしているけれど、化粧を落とし、ドレスを脱げば、すすけたバランガイの住民に戻る人たち。エイシァとフランシスが、多額の借金を抱えてでも、やりたかったことは、何なのだろう。
一期は夢か。いや、夢ではない。
確かにわたしたちはここにいる。日本の現実も、フィリ…
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