生きるに意味などない125 2018年07月20日 人間の不安について・・・体当たりして行く。 しかし精神病者や神経症者における不安を取り扱うにしても、重要であるのは、常に不安というものの一般的特性を基盤的に考察しなければならないということであり、さらにいっそう注意すべきは、「不安それ自身」というものは決して存しないものであって、存在するものは常にこれこれの不安な「人間」であり、問題であるのはそのような人間「がある」ということなのである。霜山 …続きを読む
生きるに意味などない124 2018年07月19日 くどいようだが、この世に確たるものは、無い。何一つ、無いのである。 そして、それを自覚する、私と言う意識も、無い。私と言う自覚は、流れている。ただ、流れいるだけである。 その流れは、いずれ、死ぬことによって、止まる。そして、死ぬことは、生きることの、救い、である。 人間は、生まれた時から、救われているのは、死ぬからである。 少しばかり、想像しみると、いい。この宇宙の歴史の中で、人間の一生…続きを読む
生きるに意味などない123 2018年07月18日 日本の精神にあるのは、境地を目指すというものだった。つまり、言葉の扱いは、そのためにある。だから、言葉が少ないのである。 語り、語り尽くす、西洋の精神とは、全く、逆である。 それは、そのまま、和歌の伝統に生きている。更に、日本語の言葉は、シラブルである。だが、一音に意味がある。 いかに、言葉少なくして、思いを伝えるのか・・・それが、日本的なのである。 だから、物に思いを託すという、所作が…続きを読む