生きるに意味などない113

しかし考えてみれば、昨日よりも今日の方がよりよくなっている、明日はもっとよくなっているというのは、ある独特の時間意識を前提にしているはずです。ここには過去から現在、そして未来へとつながる時間があり、その時間の軸にそって、人間の幸福は増大するという信念があるはずです。 佐伯 いつからか・・・ そのように、考える癖がついた、人間である。 それが、人類の進化、進歩、生成発展という、考え…

続きを読む

生きるに意味などない112

さて、これから、日本の精神について、に入って行く。 前回からの、続きである、時間というもの・・・ 日本の哲学を作り上げたと言われる、西田幾太郎について、実に、解りやすく解説した本がある。 佐伯啓思著、西田幾太郎、副題は、無私の思想と日本人、というタイトルである。 おおよそ、副題で何が書かれているのか、解る。 私は、その著書から引用しつつ、私なりの、日本の精神を書く。 つま…

続きを読む

生きるに意味などない111

旅先で人はいのる。家を出、国を出て異邦人となるとき、人はふるさとを思う。もうないはずのふるさとを、時間にではなく、空間に求めるのだ。 現代人のセックス追求も絶望のあげくのいのりではないのか。頼れるもの、頼るべきものが何もないとき、人は異性を神として相手にしがみつく。現代人にとって性は聖なる原点なのだ。 性を猥雑化するのは性の狭小化にすぎない。ささやかにくりかえされる性の頂点が生の頂点であるか…

続きを読む