神仏は妄想である547
世阿弥の、初心という言葉は、風姿花伝に、繰り返し出てくる。その議論が、更にまとまるのが、晩年に書かれた、「花鏡」である。
それによると、「初心忘るべからず」という一句は、観世の流派に早くから伝えられたが、それに次の、三か条の口伝がある。
是非の初心忘るるべからず時々の初心忘るべからず老後の初心忘るべからず以上である。
是非の・・・とは、初段階の下手の未熟を悟り、後の上手の段階へと、次第に向…
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