4年ぶりのほほ笑み 9 2018年07月03日 バナナマフィンに生クリーム、シャーベットを添えて。 わたしは、パタヤの細い路地のスウィーツ専門店で、夜の訪れを待っている。 スウィーツ専門店といっても、たたみ一畳ほど。味は絶品。甘味にうるさいタイ人の舌をもとろかす仕上がりだ。 バナナマフィンのさいごのひとかけを口に運びつつ、ホテルのネット予約を知らなかったら大損こくな、と思う。 ぎりぎりまでホテルが決まらず、今回はじめてアゴダ…続きを読む
4年ぶりのほほ笑み 8 文責;コータ 2018年07月01日 ほれ 踊りな 酒で喉しめらせて あんたやさ男 だけどカネ無い 神さまからの 助けさえ無い 性悪美人に ふられりゃ悲惨 負けでいいのさ つぶれていいよ たまにつぶれる夜があっても 毎晩よりはまだましさ―― ルークトゥンという、歌謡曲の一節。タイのカラオケ屋で飲むと、歌詞が身に染みてくる。 メーさんの部屋で宴会に招かれた翌日、パタヤという街へ向かう前に、彼女の働く…続きを読む
4年ぶりのほほ笑み 7 文責;コータ 2018年07月01日 タイヤイ文化は、日本人にも馴染みやすい。 食事はお米が中心。野菜も豊富。 タイ料理にはあまり見かけない、“おにぎり”もある。スマホを使いこなす現代人のタイヤイ娘も、もとは農村出身なので、料理はお手のもの。 バンコクに暮らしながら、時折り集まって、タイヤイ料理を一緒につくったり、タイヤイ歌謡をきいて故郷を懐かしむ。 いちばん年上の、お姉さん的存在、メーさんの部屋で、床に座り込…続きを読む