神仏は妄想である582

十字軍は、ただただ凶暴だったが、最も凄惨を極めたのはイベリア半島だった。地中海を制圧したイスラム教徒は沿岸のサハラ以北アフリカを領有し、さらに現在のスペインとポルトガルにあたる地域を占領した。倉山満 七百年間を、イスラム教徒がイベリア半島を支配した。日本で言えば、鎌倉から江戸まで、幕府が置かれていた期間と同じである。 その影響は、現在も、スペインなどの建築を見れば解る。最も、イスラム文化の影…

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神仏は妄想である581

1193年、ローマ教皇が、十字軍を宣言すると、それは完全な征服戦争と化した。 北方十字軍は、16世紀まで続く。スウェーデン、デンマーク、更に、東プロイセンのドイツ騎士軍を従えた、ポーランドが大国化する。 それは、ローマ教皇の権威が、北欧にも及んだという事である。 その中でも、最強のローマ教皇は、インノケンチスウ三世である。在位は、1198年から、1216年。彼の治世における、二つの十字軍の…

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神仏は妄想である580

紀元二世紀の百年間、ローマの勢いは、留まるところを知らず、五賢帝と呼ばれる皇帝の時代、アッシリア、メソポタミアを制し、版図は最大になった。 だが、五賢帝の二人目、トラヤスヌ帝を頂点に、ローマの領土は、縮小して行く。 313年、ローマ帝国は、キリスト教を公認する。つまり、皇帝がキリスト教を一つにまとめて、それを利用して、支配を固めようとした。 その頃の、キリスト教とは、沢山の派閥がしのぎを削…

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