日々の言い分583 2021年01月13日 別に私は日本がこのまま衰退して消えてしまうとか思っているわけではないし、何度も何度も国難をくぐり抜けては不死鳥のように蘇った日本が亡国の道を辿ると決めつけているわけでもない。それを望んでいるわけでもない。しかし、現状は限りなく暗い方向に転がり落ちているという点は強く認識している。少子高齢化が解決できない、イノベーションが起こせない、国民の一体感が保てない。こんな状態が続くのであれば、日本は苦境か…続きを読む
日々の言い分582 2021年01月11日 こういう中国の非現実的な夢を、いかに現実路線に戻すかである。それは、中国の未来がいかに暗いものかを認識させることだ。今の中国は、「世界一の人口」で舞い上がっている。これが、「世界一の高齢人口国」になる。中国の輝きは、そこで終わりなのだ。医学誌『ランセット』に掲載された米ワシントン大学の新たな研究論文が注目を集めている。従来の人口統計が、世界中の医療や女性教育の継続的かつ将来的な向上を加味していな…続きを読む
国を愛して何が悪い267 2021年01月08日 現代でも怨霊や祟りという観念は息づいており、時にオカルトブームや都市伝説などのかたちではやりすたりを繰り返しているが、中世の怨霊と現代のそれとのあいだには決定的な違いがある。それは、怨霊の祟りの対象となるのが恨みをもたれた個人やその一族だけではなく、社会全体に不慮の事態をもたらした点である。早島大祐 現代言われる、御霊とは、個人的な恨みを晴らすという、考え方が多数である。だが、室町期以前は、違…続きを読む